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STORY
日本女子大学の心理学科さまより、学科紹介のリーフレット制作をご依頼いただきました。
オープンキャンパスなどに来てくれた高校生に配るためのものです。
ムンカー錯視って...?
リーフレットの表紙には「ムンカー錯視の仕組みを使ってデザインしてほしい」とリクエストいただきました。ムンカー錯視って何だっけ...?まずは調べるところから始まったこのお仕事。
錯視とは、「目の錯覚」のこと。
実際とは違って見えてしまう(脳がだまされてしまう)不思議な現象のことを言います。
世の中にはいろんな錯視がありますが、ムンカー錯視もその一つで、周囲の色に影響されて、本来とは違う色に見えてしまうというものです。
例えば↓こんな感じです。上下左右で花柄が違う色に見えませんか?
でも実際は、すべて↓同じ色なのです(薄いピンク)
上下に重ねる背景色と縞色の組み合わせを変えるだけで、こんなにも違って見えてしまうのです。不思議ですね。
ムンカー錯視を表紙に
なぜ錯視図形を表紙にするかというと、表紙を見た人に「不思議だな、面白いな」と思ってもらい、「こういう疑問を解決するのも研究分野の一つですよ」と知って興味を持ってもらうためです。
表紙で訴えかけるためにはインパクトが大事。そして、よく見るタイプの錯視図形ではなく、女子高生に受ける?ような「映える」ものを、という超難題。
インパクトのある錯視図形って、ちょっと気持ち悪い(長く見ていられない)ものが多い気がするのですが、そんなのはもってのほか!
むしろずっと見ていたくなるような可愛くて綺麗な感じのムンカー錯視でなくてはなりません。
錯視図形を作ること自体はじめての経験でしたが、ああでもないこうでもない、と試行錯誤しながら、楽しんで作らせていただきました。
高校生の方々が、どんな感想をもたれるのか・・ドキドキです!
別案も採用に!
さらに、とても嬉しいことに、ご提案した案が2つも採用になったので、花柄ではない別パターンもあるんです。こちらもいずれお披露目したいと思います。